MiragePalace > Nintendo Hard Number > DOL > DOL-004 & DOL-005 (ウェーブバード)

WAVEBIRD

  • 邪魔になるコードが無いゲームキューブコントローラ
  • コントローラとしての機能は標準(DOL-003)と変わりません
  • 振動機能は付いていません
  • 当然Wiiでも使えます!
  • RF方式採用しており、通信距離約6m
  • アルカリ単三電池2本で約100時間使用可能
  • マンガン単三電池2本で約50時間使用可能
  • GBAのバッテリーパック(AGB-003)も使え、約50時間使用可能
  • 16のチャンネルがあり、同じチャンネルのレシーバーと対応する
  • 日本ではシルバー、アメリカではグレーかシルバーの本体色
  • ウェーブバードの重さは214g(乾電池含まず):レシーバーは35g
  • 2002年12月5日(木)発売 4500円

 このウェーブバードの魅力はなんと言っても、コードが無いことです。もしあなたが今、ゲームコントローラのコードをわずらわしく感じていなかったとしても、このワイヤレス・コントローラを使っているといかに気にしていたことに気付くはずです。コントローラを握る時に後でコードが引っ掛かってプレイに支障が無いようにコントローラを上げて確認していたり、コードの場所を確認してたり・・・恐らくそんなことしないよと思われるでしょう。筆者もそんなことを意識してなくて、ウェーブバードを使っていて気付いた時は思わず声を上げずにはいられませんでした。

■ ウェーブバード(DOL-004
240g[電池含む] 200g(214g)
■ ゲームキューブ(DOL-003
260g(270g)[コード含む] 200g[本体のみ]
■ ゲームボーイアドバンス(AGB-001
200g[電池カートリッジ含む] 140g(140g)[本体のみ]
■ ニンテンドウ64(NUS-005
225g(230g)[コード含む] 180g[本体のみ]
■ ニンテンドウ64+振動パック(NUS-013
315g[コード含む] 275g[本体のみ]
■ PlayStationデュアルショック(SCPH-1200
300g[コード含む] 190g[本体のみ]
■ コードレスコントローラ(LPGC-30000)
(280g)[電池を含むか含まないか不明]
 コードが無くなりましたが、ワイヤレスということは電池を積まなければならなりません。重さは多少ならかず気になるところでしょう。そこで、重さを家の量りにかけてみました。()内はカタログスペックです。ウェーブバード240g、標準(DOL-003)は260gでウェーブバードの方が軽い?ですが、標準は本体自体は200gで実際にはその差異は微妙です。標準よりも重く感じる時もあれば、軽く感じる時もあります。他にも参考として左に載せてみました。ニンテンドウ64の重さからわかるとおり単純に質量だけで重さを量ることは出来ません。最後のLPGC-30000は、ロジクールのPlayStation2デュアルショック2互換のコントローラです(LPGC-30000公式サイト)。同時期に発売されたコードレスコントローラーとして参考までに。
 送信距離は、自分で調べることは出来ませんが、カタログスペックで6mとされています。障害物があったとしても確実迅速に反応してくれて、布団の中にコントローラを入れてても大丈夫です。
 電池寿命も、自分で調べることは出来ませんが、カタログスペックでアルカリ乾電池で100時間。マンガン乾電池で50時間。GBA専用バッテリーパック(AGB-003)で50時間持つとされています。だいたいアルカリならゲーム1本〜2本クリア程度。マンガンかバッテリーパックならゲーム1本クリア程度持つ事になります。
 しかし残念なことに、ウェーブバードには振動機能がありません。ウェーブバードを振動させるには、振動モーターを装備しなければなりませんし、振動信号をウェーブバードが受け取る受信機、コントローラポート(ワイヤレスレシーバー)側に振動信号の発信機を取り付けなければなりません。これだけ装備すれば、ウェーブバード自体の重さが増えて大きくなってしまいますし、電池の寿命も短くなってしまいますし、価格もさらに高くなってしまいます。
 振動機能はニンテンドウ64で登場した新しいインターフェイスです。振動機能無しの方がずっと歴史が長いわけです。ワイヤレスという自由な新しいスタイルはまた別の楽しさを与えてくれます。次世代になれば両方を同時に楽しめるようになってくれるでしょうから、今はどちらか我慢するしかないのでしょう。
 また価格も定価4500円で、他のコントローラと比べて割高なのもネックでしょうか。あとちょっとで標準コントローラが2個買えてしまいますし、ゲームボーイアドバンスソフトも買えてしまう価格ですし。
ウェーブバードの正面画像。ボタン配置は標準(DOL-003)とほとんど変わりません。中央下のオレンジに光っているのがパワーランプ。その上がスイッチです。
ワイヤレスレシーバーをつけたゲームキューブ  ゲームキューブの機器(本体とかメモリーカードとか)は全体的にはじめて見たとき、驚けるほどの小ささだったりしますが、それらに比べるとワイヤレスレシーバーは大きい感じがします。それで困ることはありませんが、メモリーカードを取り外す時は、レシーバーを外さないと取り外しにくいかもしれません。4つ付けたら結構壮観かもしれませんが、お目にかかることは難しいでしょうね。なお、『Panasonic DVD/GAME Player “Q” (SL-GC10)』でも邪魔にならずしっかり使えるようです。
 それと、ウェーブバードはチャンネルの設定が必要です。全部で16チャンネルあり、ウェーブバードとワイヤレスレシーバーを同じチャンネルを合わせなくてはいけません。複数使う場合はそれぞれ違うチャンネルを設定しましょう。(レシーバーを同じチャンネルにしたらどうなるのだろうか?)複数使う場合は、連番ではなく離したほうが良いという話もあります。また、周囲の環境によってはノイズなどと混信してしまう可能性もあります。具合が悪い時は調節してみましょう。
 埃や手垢で汚れると不快なので分解掃除をすることもあるでしょう。ウェーブバードは特殊なY字型ドライバーが必要ですが、それさえもっていれば分解は容易です。ゲームキューブ標準のコントローラ(DOL-003)もそうでしたが、軟弱な部分が無くしっかりまとめられています。うっかりミスで壊すこともまず無いでしょう。
 元に戻す時はLRトリガーのアナログボリュームの位置には気をつけましょう。しっかりかみ合わないと、押したっきりの状態になってしまいます。ボリュームをいじらなければ普通は大丈夫ですけどね。あと、基本的ですが分解する時は電池を抜いてくださいね。
 それと念のため書いておきますが、分解した場合は保証の対象外とされる場合があるので自己責任で行ってください。(掃除ぐらいなら大丈夫でしょうけど。)
ウェーブバードの体の中
 このサイトでは、ゲームキューブ任天堂ハード型番リストDOLを掲載していますから、型番もフォローしておきます。『ニンテンドー ゲームキューブ ワイヤレスコントローラ ウェーブバード』の型番はDOL-004で、『ニンテンドー ゲームキューブ ワイヤレスレシーバー』の型番はDOL-005です。ここで書かなくても、公式ページで確認できますけどね。

 まぁ、上にも書いたけど標準コントローラ(DOL-003)の2500円に比べて、4500円ですから高級な方なグッズと言えるでしょう。でもチャンスがあれば体験して欲しいグッズですね。特にD端子やコンポーネントでのプログレッシブ映像や、ドルビープロロジックIIでのサラウンドとか、ゲームキューブを贅沢に楽しんでいる方にはぜひとも買って欲しいですね。

ウェーブバード公式サイト
ウェーブバード公式サイト

ゲームキューブ任天堂ハード型番リスト:DOL


MiragePalece @ MARU-CHANG.COM